2010年06月28日
2010年06月18日
2010.06.15-18 北上・花巻・遠野・盛岡へ(Twitterまとめ)
※このページで表示している画像はtwitpicのサムネイルのため、画質を落としています。
画像をクリックすると、より鮮明な画像がごらんできます。
6月15日 ~北上・花巻・大沢温泉~
お昼の新幹線に飛び乗り、北上に降り立ちました。今回は急な予定でレンタカーは借りず徒歩とバスで移動です。珊瑚橋から畦道を歩いて展勝地に。結局、「わんこきょうだい」のCDを買いに途中下車した感じです。北上市内の観光は時間に余裕をもった方がいいです。
行き当たりばったりでどこに泊まろうか決めていませんでした。温泉で身体を休めたい、和室の方がいいな…と考え、花巻の案内所で自炊宿を希望し、大沢温泉へ。至る道路がどこまでも直線なのは、大昔に路面電車が走っていたから。約30分で到着。
大沢温泉はけっこう人気のある宿。自炊式は東鳴子で慣れているにもかかわらず、やはり初めての場所だと緊張します。が、年季の入った部屋に入ると不思議と落ち着くものです。東北地方の旅館って、迷路のような間取りをしているところが多いと思います。ちなみに、マットレスを追加注文するのが吉。
ガイドブックやパンフレットによく出てくるあの露天風呂。川のせせらぎを聞きながら湯に浸かれば、皮膚がすべすべしてきます。香りは強くないものの、保温性は高く、おかげさまで片頭痛が収まりました。夜半から雨音が響き出し、かなり降っているもよう。湯治場の朝は早いので早めに床につきます。
廊下や風呂場で同宿の方とすれ違いざまにされる「おばんです」という挨拶に胸が熱くなる。
6月16日 ~大沢温泉・花巻・遠野~
NHK盛岡放送局の天気予報。男性アナウンサーの落ち着いた声色と読み上げる原稿が神がかっている。
TwitCastingライブ~釜石線花巻発普通列車 http://moi.st/374d8
ジンギスカンとズモナビールの組み合わせは最高だす。
@anbe_tencho はじめまして。ただいま早瀬の店内におります。鍋ひつじさんのbotを読んでいて、今回の旅行は遠野に立ち寄ろう、と思いました。定食、我を忘れてぺろりといっちゃいました。来訪記念にごあいさつさせていただきます。
@anbe_tencho さきほどは本当にありがとうございました。店主さまと直接お会いできて嬉しかったです。これからもツイートを楽しみにしています!
今朝は雨粒が線になって見える強い降雨に見舞われました。大沢温泉の売店でビニール傘を求め出発。チェックアウト時の伝票を見て、あまりの安さにびっくり。素泊まり3000円でおつりがきました。
花巻行きの路線バスは水しぶきを上げて豪快に山を下っていきます。約20分の待ち合わせで釜石線に乗車。新花巻で下車ののち、タクシーで宮澤賢治記念館へ向かいます。記念館は山の上にあり、以前歩きで向かってえらく時間がかかったのを思い出しました。クルマで登り切ると耳に気圧を感じる高さです。
記念館の展示は、さらりと通り過ぎれば数十分、じっくり見ると何時間もいられます。今回印象に残ったのは、賢治の尋常小学校時代の綴方(作文)。建て替えで新校舎に移動したときの感想文は、古い校舎の気持ちを表現しており、文才は少年期からあったのかと驚き。
釜石線の車内でうつらうつらしている間に遠野到着。雨はやみ、部分的に青い空が見えてきました。昨日のごとく駅前の観光案内所で今夜の宿を決め、増田旅館へ。建物脇に二匹の猫がいるので近づいたら警戒されてしまった…
荷物を部屋に置き、駅前を散策。大工町や蔵の道のように景観が整備されているものの人はまばら。2年前の同時期も同じ感覚。バイパス沿いに大型店やショッピングセンターが作られ、みんなそちらに行っているのでしょうか。
もっともショックだったのは、一日市通りの郷土料理「一力」が取り壊されていたこと。ひっつみや川魚の塩焼がおいしかったのに…。1982年に公開された映画「遠野物語」の打ち上げ会場に使われたことをお店の方はよく話していました。
行き当たりばったりの旅となっていますが、遠野に行ったらジンギスカンのあんべさんに行ってみたい、というのは出かける前から考えていました。iPhoneのマップがあればもう迷うことありません。駅から橋を渡り徒歩数分で到着。
時間は18時、夕食には早いですが空腹が迫っています。ラムカタ定食とズモナビールを頼み、焼くべし。うまい。ラム、マトン、ロース、カタ…と肉の種類を選べるのは初めての経験でした。
食後、思わずお店のtwitterアカウントにメッセージを送ったその直後、なんと店主さんが私の席に来てくださいました。「いま見ていたもので…」驚きました。twitterのリアルタイム性はすごい。
以上、きょうの出来事を振り返ってみました。twitterを持ち出しての旅は2度目になりますが、手軽に公開できること、レスポンスが速いことは強みです。このように一日のまとめをツイートして、後ほどwebやblogに加筆してアップすることも可能です。
6月17日 ~遠野・盛岡~
昨日書いた花巻駅のくるみ餅弁当、過去に某2chでも話題になっていた。やはり3、4個が限界だったようだ。季節商品とは初耳だった。
上原アナの天気予報、何度聞いてもいい。
明がらすは大好物。お店によって風味や食感に微妙な違いがあるので、食べ比べてみると楽しめる。
宮守医院の廃墟っぷりがたまらない。
きょう、遠野から乗った快速はまゆり号は変速シフトのときにガクガクしていて乗り心地がイマイチだった。ちなみに車号はキハ111-1。
というわけで盛岡にきました。旅の終りは疲労感もあるので、広めのベッドの部屋を希望。またまた観光案内所予約作戦です。ネットで探すことも考えたのですが、検索をかけるといろんな料金プランが出てきて意外に時間がかかったりします。
ネットのホテル検索でやけに安いプランがあったりするのですが、安いにはワケがあって、人の往来が激しいエレベーターのそばとか、排水の下流とか、窓を開けると隣のビルの壁とか…たまーにそういうのがあります。
以上、意見には個人差があります。
ちなみに先の画像は、そば菜と鮪のぬた。
冷麺、じゃじゃ麺、それにわん…おっと寸止め。晩ごはん、悩んだんですよ。昨晩はジンギスカンで今晩が焼肉、〆に冷麺だとカロリー高いなと…。旅の終わりが近いので、ガッツリ行くよりは、日本酒を飲みながらゆっくり過ごそうかと思います。
1. 夜行列車の発着する駅の雰囲気は独特のものがあります。昼間の喧騒と逆の静寂感と、ぼやけたて輝く蛍光灯、送風機やエンジンの音…近年のJR駅ではほとんど見られなくなりました。
2. 現在、夜行停車駅の雰囲気に近いものを残しているところ…それは長距離バスの発着するターミナルではないでしょうか。画像は夜の盛岡バスターミナル。もうひとつ連想するものがあるとしたら、それは競輪場の車券売り場。
日程3日目。朝食の香りで目が覚めたのは何年ぶりでしょうか。宿を出て所用後、遠野市立博物館に。リニューアル間もない館内の展示は正直、すごい。第一展示室はかなり力を入れたとの博物館職員の言に納得。以前からビジュアルを重視している施設ですが、さらにブラッシュアップされた感があります。
商店の方とお話しすると、やはり景気と地域活性化の話題になります。中には苦しい事実を耳にしなければならない場面もあります。そんなとき、ふと遠野物語の一節が頭に浮かんでくるわけです。過去と現在は必ずどこかでつながっている。しかしそのつながりは注意していないとすぐに潜ってしまう…。
観光とはその土地の光を観ること、と言われた方がおられるそうです。いい言葉ですね。最初から光っているものもあれば、磨けば光るものもあります。さらに磨き続けないと光を失うものもありますよね。土淵にある常堅寺のオビンズル様から智恵を得られないかと模索。
「遠野は見るところではなく、感じるところ」。15歳のとき遠野ユースホステルのペアレントさんから聞いたことばは今でも忘れません。観光もとい感光…写真フィルムだと真っ白になってしまうけれども、記憶には深く刻まれる。
@AkiraAmbo ご覧いただきありがとうございます。散策していたときに見つけて、思わず撮ってしまいました。禁煙でない頃は、この待合室に紫煙が霧のように漂っていたのが想像されますね。
お店でツイートしたら、店主さんにお会いした。お店で譜面を探していたら、作曲者さんにお会いした。偶然と必然のあいだで胸が熱くなる。
6月18日 ~盛岡市内~
2008年07月07日
2008.06.10-12 初夏の遠野(4)- 釜石線の車窓
ただ一面に水田が広がるのどかな風景かもしれない。が、「ああ、もうすぐ目的地に着くぞ」という高揚感をもってこの風景を見ると、まったく印象が変わる。
季節は6月。田植えが終わった水田はまるで緑のじゅうたん。
水面に反射して鏡のように映る山々がきれいだ。
ちなみにこの区間、埼玉県にある鉄道博物館の蒸気機関車シミュレーターでは「難易度の高い区間」に設定されている。映像でディーゼルエンジンの変速音が鳴り響いている箇所が勾配の急な場所であることが分かる。
車体の短いディーゼルカーが奏でる車輪のリズムが独特。このリズムを使って曲を作ってみようかとふと思った。
(撮影日:2008年6月10日、釜石線普通列車657D)
→続きをどうぞ