2013年10月14日

【企画展】東鳴子温泉・いさぜん旅館猫画像フォルダー公開

いさぜん猫2012年5月

東北のとある湯治宿で出会った看板猫たち。
宮城県大崎市の東鳴子温泉にある「いさぜん旅館」には、ノラ出身の猫たちが玄関先でお客さまをお出迎えしています。
私が初めてこの宿を訪れた2003年から10年間、一眼レフから携帯電話に至るカメラを使って撮り貯めした画像をご紹介してまいります。

〜2003年1月〜
改築前の鳴子御殿湯駅
改築前の鳴子御殿湯駅。
三角屋根側面の白く塗りつぶされている部分には旧駅名の「東鳴子駅」と書かれていました。

改築前の鳴子御殿湯駅
この駅に降り立ったのは、雪の積もる寒い日でした。
駅名板左側のアルミサッシが改札口で、扉の上部には東鳴子温泉の旅館案内が掲げてあったそうです。

いさぜん旅館2003
「冬のローカル線紀行」と題して、東北地方を東西に走る路線を「乗り鉄」していた途中で立ち寄ったのが始まりでした。この日は只見線の会津高田から郡山、仙台を抜け、東鳴子温泉で一泊するスケジュールでした。

タイガー君
宿に着いてお出迎えしてくれたのは「タイガー君」でした。
玄関先に猫が座っているのを見たこの瞬間から、私のお気に入り宿になりました。

ノンちゃんパネル
この頃、いさぜん旅館には「ノンちゃん」というヒマラヤンが長きにわたって看板猫を務めていて、一度だけその姿を見たことがあります。Webサイトで館内設備を紹介する猫のイラストはこのノンちゃんがモデルになっています。

いさぜん猫
雪晴れの朝、敷地を散歩しているのは雌の「黒駒ちゃん」。

〜2008年9月-2009年6月〜
2008年の宿外観
しばらく私事多忙で旅に出る機会に恵まれない日々が続いていましたが、2006年頃から出かけられるチャンスがやってきました。夏の疲れをゆっくり取りたいと考え、ふと数年前に泊まった温泉宿を思い出し再訪。
ビデオカメラを持ち出すことが多くなり、静止画像を同時に記録したのは2008年からでした。

鳴子御殿湯駅
鳴子御殿湯駅は2004年9月に改築されました。

甚内君

甚内君

タイガー&甚内
ハチワレの「甚内君」は2007年頃から宿に棲みつくようになりました。
ここから数年は「タイガー&甚内」をフロントやロビーで見かけることが多くなりました。


さらに2009年頃からは、アビシニアン風の毛並みが心地いい「コンコン君」が仲間入りしました。。

〜2010年5月〜
コンコン君
コンコン君が次第に頭角を現してきた頃、お宿の看板猫に世代交代の時期がやってきます。

甚内君
つやつやした黒髪、いや毛並みが特徴だった甚内君が弱り出してしまいました。
自炊部2階で滞在している私の部屋に上がり、しばらく私の前でひと休みしていきましたが、今思えばこれが最後の挨拶だったのかもしれません。

甚内君

甚内君
温泉のお湯が通っているホースの上は暖かく、その上で寝ている甚内君。
甚内君はこの数週間後の6月初旬、宿から姿を消しました。

タイガー君
じつはタイガー君のほうが少し弱った感じがしていて、宿を訪れるたびに健康状態が気になっていました。
でもここは東鳴子界隈の元ボス猫、生まれながらの強さがありました。宿のご主人はタイガー君を定期的に動物病院へ連れて行ったそうです。

2011年3月10日。タイガー君がこの世を去った翌日、あの大震災がやってきました。

*      *

豹馬君?

豹馬君?
2010年5月撮影。
こちらは陸羽東線のガード下〜築堤付近で見かけた黒猫。
この黒猫の顔を覚えておいてください。あとで登場してまいります。

続きは下記のリンクでご紹介しております。
〜2011年6月〜
いさぜん旅館2011
3月11日、鳴子に震度5強の揺れが襲ってきました。その直後から電気や水道、通信回線が寸断し、復旧まで6〜7日を要しました。
テレビでは地震や津波、原発の惨事がリアルタイムで放映されましたが、停電に見舞われた温泉街ではラジオの音声だけが外部の情報を知る唯一の手段だったとのこと。

いさぜん旅館2011
いさぜん旅館2011
ライフラインが復旧した直後から、津波で被災された石巻、女川、南三陸、気仙沼など海沿いの方々の2次避難所としてホテル・旅館が使われました。被災された方には自費で宿へ避難された方もいたそうです。

いさぜん旅館2011
6月中旬に再訪。名物炭酸泉はしばらく気泡が弱かったのを覚えています。

コンコン君
コンコン君
余震が続く中、コンコン君は元気でした。

コンコン君
玄関先に佇む。

コンコン君
左側は黒駒ちゃん。人見知りがちで近づくとすぐに逃げます。
実はこの黒駒ちゃん、現在確認されている「いさぜん看板猫」の中では最古参です。

〜2012年5月〜
コンコン君
コンコン君
コンコン君
コンコン君
コンコン君
しばらくコンコン君のスナップショットが続きます。

〜2012年10月〜
自炊部13号室
温泉つきセカンドルーム。
まるで自分の部屋を移設したかのように過ごせるのがこの宿のいいところ。
「何かをするため旅に出る」という発想を切り替えて、「何もせず、自由な時間を得るため旅に出る」という過ごし方もいいのではないかと思います。

コンコン君
コンコン君
コンコン君
コンコン君
コンコン君

〜2012年11月〜
いさぜん旅館2012

いさぜん旅館2013

コンコン君
小春日和。

〜2013年4月〜
豹馬君
2010年5月に見かけた黒猫は「豹馬君」と名付けられました。

豹馬君
豹馬君

コンコン君
コンコン君
コンコン君
コンコン君と豹馬君はあまり仲がよくありません。
この頃のコンコン君は体重が下がり、正直「この夏を越せるかな…」と心配でした。
宿のご主人さんが定期的に動物病院に連れて行って治療を受けたそうです。

黒駒ちゃん
なかなかシャッターチャンスに恵まれない黒駒ちゃん。

〜2013年6月〜
義太夫君
義太夫君と呼ばれているらしい。

〜2013年10月〜
コンコン君
コンコン君
コンコン君
治療の成果が出て、コンコン君の体重が戻ってきました。

豹馬君
豹馬君
豹馬君
豹馬君もすっかり宿の猫になりました。
よく見れば可愛い目をしています。

〜2013年11月〜
th_P1020316.jpg
昨年よりも早い初雪の翌日に訪れました。

コンコンとハロゲンヒーター
豹馬とハロゲンヒーター
膝の上に陣取る豹馬
ハロゲンヒーターが大好きなようです。
猫は暖かい場所には目がありません。
posted by STIJ Project at 12:30 | TrackBack(0) | My trip 宮城鳴子篇 | 更新情報をチェックする

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