2010年10月05日

岩手の隠れキャラ、「るり」と「らり」を探す

ことし6月に紹介した「北日本銀行本店の風景」の反響が大きかったので、その続編をお伝えしようかと思います。

改めてご説明。盛岡市の北日本銀行本店ディスプレイには地元のグラフィックデザイナー、オガサワラユウダイさんによる作品が掲げられています。繊細かつ暖かなタッチで、ファンも多いオガサワラさんの作品にはさまざまなキャラクターが登場します。

全国レベルで頻繁に見かけるのは岩手県の観光PRキャラクター「そばっち」をはじめとする「わんこきょうだい」でしょうか。ここだけの話、このキャラクターデザインを手がけたのはオガサワラさんです。版権が岩手県観光協会にあるため、作者の名前はおおやけになっておりません。

今回私が注目したのはこの「るり」と「らり」。市内のさまざまなメディアに登場する「盛岡の隠れキャラ」…と言おうかと思いましたが、最近「この子たち」の「お散歩範囲」が広がったので「岩手の隠れキャラ」と呼んでみたいと思います。

全国各地で次々と生まれているクリーチャー、いわゆる「ゆるキャラ」とは一線を画しますが、これらのキャラクター見つけながら街歩きするのも面白いかと思います。今回取り上げたのはごく一部。きっともっと見つかるでしょう。

さっそく9月末の北日本銀行本店にて。
盛岡市内のるりとらり1

すっかりディスプレイも秋の様相です。真っ赤に色づいた柿を手にして通りを歩く人たちに微笑んでいます。窓枠の影が入ってしまって恐縮。たしか可動部分は後方の「かかし」だったと思います。
盛岡市内のるりとらり2

本店から県庁方面に向けて歩くと突きあたりに見えるのが盛岡市役所。夏の中盤から改装工事が始まりました。工事囲いを見ると、ここにもあの子たちが…。


2009年に「いわてみんなのうた」で放送されたアンダーパス!の楽曲、「たらりら」のアニメーション映像で使用されたカットが含まれています。目の前で見るとかなり迫力があります。通りすがりの子どもが「あっ、たらりらの絵だ!」と言うのはお約束。観光客がこのボードの前で記念写真を撮っている姿も見られました。
盛岡市内のるりとらり3

市役所の自転車置き場付近まで囲いが続いています。注目したいのは画像左上。
植木の枝と工事囲いが干渉する部分がちゃんとくり抜いてあって、枝が伸びています。
こういう配慮、泣けてきますよね。バッサリ切っちゃうところもありますからね。
伸びた枝の上には小鳥が描いてあり、「いい仕事してるなぁ」と感心しました。
盛岡市内のるりとらり4

この囲い、工事が終われば取り外されてしまうのでしょうけれども、このままお役御免にしてしまうのはもったいない気がします。

最後に。氏の作品やキャラクターを見られるのは「わんこきょうだい」を除き今のところ岩手県内に限られているので、願わくば一ノ関を越えて宮城県…栗原・大崎エリアへ来ていただけると新しい展開ができると確信しております。

盛岡ネタに集中して恐縮ですが、市内ではオガサワラさんデザインの商品を多数見かけます。ここで今回入手した商品をいくつかご紹介したいと思います。

まずはこちら。おなじみunderpath!(アンダーパス!)の作品「たらりら」のCDです(→関連ページ)。
現在、県内各地ごとのバージョンが制作されており、盛岡、北上に次ぐ3作目となった「くじバージョン」(UPMM-1001)の画像を載せてみました。
久慈の街を唄った作品のCDは久慈市内の物産店などで購入するのがベストですが、盛岡市内においても入手できます。城跡公園そばの「ららいわて」や岩手県庁地下の生協売店では全バージョンが発売されています。県庁売店では、なぜか岩谷堂羊羹と並んで売っています。
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ポストカードです。前述の県庁生協売店や、中の橋そばの「プラザおでって」2階、観光文化情報プラザ横で販売しています。
ポストカードには市内各所の風景が可愛らしく描かれており、これでお便りを出せばきっと喜ばれるでしょう。フォトフレームに飾って楽しむのもいいでしょう。
「プラザおでって」に絵葉書売り場や6階に「盛岡てがみ館」があるのは、この場所にかつて盛岡郵便局があったことに関係しているとか。現在は中央通り1丁目に移転し、「盛岡中央郵便局(日本郵便盛岡支店・ゆうちょ銀行仙台支店盛岡出張所・かんぽ生命盛岡支店)」として営業しています。
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そろそろ来年のカレンダーを考えなきゃ、と思ったらこちらはいかがでしょうか。
開運橋近くの雑貨店「hina」で購入したものです。オガサワラさんのまた違った世界を見ることができるでしょう。
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洋菓子のタルトタタンは近年、東京方面でも知名度が上がるようになりました。
物産展で「不来方バウム」や「ニュートンのりんご」の姿を見ることがありますが、こちらは現在のところ県内限定品。
画像の「タタンサブレ」と「ココアの杜」のパッケージもオガサワラさんのデザインです。
土産で職場に買っていったところ、「箱がすごくかわいい」、「とてもおいしかった」と好評でした。
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・余談
広告やPOPで文章が入る箇所にはMopStudioさんのフォント「ミウラLine」を使用されていると推測されます。
posted by STIJ Project at 08:00 | TrackBack(0) | My Trip 岩手篇 | 更新情報をチェックする

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