さいたま市内には、まだまだ武蔵野の色影を残す風景があります。今回はさいたま市桜区の五関・塚本周辺を歩いてみました。
水田から少し離れたところに続いている長い一本道を歩いています。
この周辺が集落跡です。
電柱を過ぎたすぐ右側のコンクリートが打ってあるところ、ここが民家の跡です。
竹やぶです。人の手が入っていたことをうかがわせる風景です。
なんかこういう道を歩いていると、小学生時代の夏休みをふと思いだしたりします。
これ、PHSの基地局アンテナです。アンテナの下にも民家がありました。今は物置が残っています。
薬師堂のマキって書いていますね。
木のトンネルです。そこへ向かって歩いてみたくなってしまいますね。
歩いてみましょう。
なんか子供心のようにわくわくしてきます。
さあ、トンネルに入りましょう。なんだか異世界へ通じる道のような気にさせるトンネルです。
トンネルを出ると…ナニがあるかな…?
お堂がありました。ここが薬師堂です。
お堂のそばにはこんな大きなマキの木がそびえたっています。
このマキの木、市の天然記念物に指定されています。
ふたたびトンネルをくぐりましょう。この光がたまりませんね。
民家の跡地に…猫発見です。
ここまで歩いてきて初めて見る動物です。
あ、物置の下に隠れてしまいました。三毛ですね。
その近くには…八幡宮があります。
この鳥居、くぐってみたくなりますね。くぐってしまいましょう。
ここが参道なのですが、歩いた感じ、草の丈が高くて最近人が立ち入っていないように思えます。
左側に点々と立ててある柱だけがここが参道であることを表しています。
少し薄暗いやぶが両側に拡がっています。ときどき蚊が飛んできて私を襲ってきます。
木漏れ陽の差し込むところに…小さなお社を見つけました。
さあ、夕方も近くなりました。帰り道へ向かいましょう。
すでに人が定住しなくなっているにもかかわらず、どこか生活の空気を残しているのは、かつてここに住んでいた方々が農作業で立ち入っているからなのでしょう。しかし歩いていて誰ひとりすれ違わないのが不思議です。
夏の終わりの昼下がり、ふと昔にタイムスリップしたような気分にさせる散歩道です。
名残り惜しくなって、いまきた小道を振り返ってみました。
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