家路につくべく深夜の県道を走っていると、対向車線から一台の夜行バスとすれ違います。
バスのボディ側面には「Iwateken Kotsu」のロゴが。
「あのバスに乗っていけば花巻に行けるんだよな…」と酔っ払いながらも次の旅の予定を考えてしまいます。
自宅の近くで他府県のバスを見ると感慨深いものがあります。
そんな風景を撮影してみたいと思い、アップしたのが今回の動画です。
池袋~水沢・北上・花巻~紫波中央間を毎夜走る夜行高速バス「イーハトーブ号」。
岩手県交通が運行を担当しています。
他の東北道高速バスと異なるのは、東京寄りの一部区間で一般道を経由すること。これは途中で川口駅と大宮駅に立ち寄るためです。
撮影場所は埼玉県川口市の県道川口上尾線、通称産業道路。
iPhone4sの動画撮影機能を使用しての撮影です。レンズが明るくなったので、夜の撮影もなかなかいけます。
かつて東北本線の線路沿いから夜行列車が通り過ぎていくのを眺めて「あの列車に乗って旅したいな…」と思う感覚は、往来する列車のほどんどが通勤電車となった近頃では遠くに忘れかけていました。
そんな旅情を誘う感覚を、自宅近所の路上を走る夜行バスは久しぶりによみがえらせてくれました。